構造時の気密測定

草薙の現場では、断熱材の取り付けが終わり、気密テープで隙間を埋め、水道や電気の壁の貫通処理も終わり、これ以上、外壁面に穴を開けなくてもよい状態になったので、確実に気密工事が行われているのかを調べるために、気密測定を行いました。

 

前回のブログでもお話ししましたが、断熱工事と気密工事はセットで考えて、確実に工事をしないと断熱性能は無意味になってしまいます。室内側に壁の下地のプラスターボードを張ってから気密工事が不十分なことが分かっても手直しが出来ず手遅れですので、大功の家の決まりとして、ボードを張る前の構造時と、全て完成した後の竣工時の2回、気密測定を行うことにしています。

 

気密、すなわち隙間がない家は息苦しくて窒息してしまうのでは?といった声をよく聞きます。確かにそのままでは室内の空気が汚染されてしまい、酸素が不足して窒息してしまいます。そこで高気密・高断熱の住宅においてもう一つ考えなければならない大事な要素として「換気」があります。

 

換気と言っても窓を開けての換気ではなく、法的に義務付けされている24時間動き続ける換気を計画しなくてはいけません。その計画した換気計画が、設計した通りの空気の流れになるかどうかが気密性能に絡んできます。

 

隙間が全く無く「0」の家では、空気を100室外に出せば、計画した空気の取り入れ口から100の空気が入ってきます。ですが隙間が多い家ではどうでしょうか?データで示されている通り、それなりに気密で作った家ですと、100の空気を外に出しても、計画した空気の取り入れ口からは50程しか入って来なくて、それ以外の計画していない家の隙間から50も入ってきてしまう状態になってしまいます。

 

計画していない隙間から空気が入ってくると、壁の中で結露したり、家の暖冷房の効きが悪かったりと、いろいろな問題を引き起こすのですが、大抵の方は、昔の隙間だらけの家よりも今の新築の家の状態が少なからず良くなるので、その問題に気が付かない人が多いのです。

 

それなりの気密で良いと諦めていませんか?

 

断熱性能や気密性能を高めて、適切な換気を行っている家は、はっきり言って次元が違います。住んだ後の住み心地が全然違います。違う世界の住み心地を味わいながら、一生過ごしたいと思いませんか?

 

大功の家も、もっともっと上のレベルを目指して、日々学んでいきたいと思います。

 

今回の構造時の気密測定結果はC値0.24㎠/㎡でした。店舗併用住宅で気密が取りにくい中、大工さんたちが頑張ってくれて、私の想像以上の結果となりました。

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お疲れさまでした。