大工さんの技術とは

先日、大瀧家のお墓がある龍華寺で、犬や猫などを供養する動物供養塔の建設をさせて頂きました。どうやら最近、市の焼却場にて動物の受け入れが出来なくなったとかで、龍華寺がその受け入れ先として手を挙げたようです。

 

年の候もあってか、お寺の困りごとが殆ど社長の所に来るようになりました。規模も小さいので難しい事はないのですが、どうやら社長が設計し、うちの若い大工が墨付けをして、手刻みで組み立てることに決めたようです。

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普段の新築物件を手刻みで行う事は少なくなり、最近は精度の良いプレカットに回すことが多くなりました。その為、若い大工が墨付けや刻みをする機会が少なくなり、技術の継承がしにくい環境になって来ているのは事実です。

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昔ながらの柱を見せる仕上がりの真壁の家が少なくなったり、建材の発達で大工の道具(カンナやノミ)を使わなくても家が出来てしまったりと、大工の技や技術を見せる機会が本当に減ってしまっています。そんな家づくりは嫌だといってハウスメーカーの仕事を受けないで個人でコツコツやられている大工さんの仕事が減ってしまっているという悪循環も・・・

 

ただ最近の工法の進歩や新しい道具や接続金物の性能が上がってきたことで、必ずしも昔からの大工のやり方が正しいとは限らなくなりました。時代に合わせて大工も臨機応変に対応していく必要が出てきたのです。

 

大功建設も大工として創業した1925年から工務店組織になり、大工も個人の集まりから社員大工と変わってきました。大工の技を活かして家を建てるだけでなく、お客様とのコミニケーション能力も必要な時代。時には営業能力も必要です。断熱材の収まりについても勉強しなくてはいけません。大変ですねー!!

 

ですが大工としては、技術を見せる機会が減ったから技術の取得が必要ないという事でありません。出来るけどやらないのと、出来なくてやらないのは大きな違い!! 大工の技が少しでも発揮できる設計をしてみたりして、技術の継承はしていきたいですね。